診療

放射線治療開始までの流れ

放射線治療外来受診から治療をしている間は通常以下のような流れになります。

放射線治療医による診察、説明

  • 放射線治療医が問診・診察を行い、各種画像診断、病理診断等を参考に放射線治療の適応があるかどうかを判断、放射線を照射する範囲、線量、回数など最適な治療方法を決定します。
  • 治療方法、予想される効果および副作用について患者さんに説明し了解して頂きます。
    この時、以下に述べる治療計画CTの撮影日、治療開始日を決定します。

放射線治療計画

  • 治療のときと同じ体位をとり、治療計画のためのCTを撮影します。必要に応じて頭部を固定するためのマスクや治療体位を維持するための固定具を使用します。
  • このCT画像をもとに治療計画装置上で放射線の最適な照射方法を決定し、線量計算を行ないます。この作業には通常2日ほどかかります。IMRTなどの特殊な治療の場合はさらに時間がかかることがあります。
  • CT撮影後に初回の照射の時間を決定します。

放射線治療

  • 通常の外照射であれば一回当たりの治療時間は5~15分間程度です。照射中は治療用の寝台上で動かず安静にしていてください。
  • 放射線の照射中に痛みなどを感じることはありません。
  • 治療期間・回数は患者さんの疾患、治療部位、病状等により異なります。
    通常一日一回の治療を土日・祝日を除いた毎日、これを数週間にわたって行います。
  • 治療期間中、放射線治療の影響等を見るための診察を定期的に行います。
  • 照射期間中は予約日以外でも必要に応じて診察を行うことがあります。体調不良など、相談したいことがある場合は申し出てください。その場合、初回に診察した主治医とは異なる医師の診察になる場合があります。
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