放射線診断科

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放射線診断科

教授 陣崎雅弘

ご挨拶

放射線診断科は病院ネットワークの中核

 放射線診断科は、ほとんど全ての診療科の画像診断を担当する中央診療科です。

 患者さんの治療方針の決定には正確な診断が不可欠であり、各診療科とのカンファレンスで主治医と一緒に治療方針を議論しています。カンファレンスを通してあらゆる診療科とのネットワークを持ち、各科と横断的に関わることで、病院全体の診療の質の向上に大きく貢献しています。

 また、カテーテルなどを用いた画像ガイド下の治療(IVR)も行っており、侵襲が少ない手技を患者さんに提供しています。画像診断もIVRも対象は全身の諸臓器、あらゆる疾患にわたり、当科ではほとんどの領域で専門家が対応できるような体制を構築しています。

放射線診断医は時代の先導者

 画像診断学は、最新技術を用いて人体を如何に低侵襲かつ効率的に可視化するかということと、より安全な画像下治療法の開発を追究していく学問だと思います。そのために、機器開発や新たな診断技術の開発なども、産学連携のもと積極的に手がけています。

 画像診断は、この30年ほどを振り返ってみても、コンピュータなどの最新技術の進歩と共にどんどん進化し、2次元から3次元、さらに4次元へと展開し、常に最新技術の恩恵を享受しながら歩んできました。

 近年、AIが普及し始め、その画像への親和性の高さから、放射線診断科は他科に先駆けて早くからAIの開発に関われるようになっています。実際、現在のAIは高い診断能を持つものが国際的にもいくつか開発されてきています。しかし、放射線診断科関連のAIは、実装するに当たっては課題が多いのが実情です。例えば、皮膚や眼底所見においては、限定された範囲の病変の質的判定を行えばよいので活用しやすいですが、放射線画像においては、まず病変がどこにあるのかという検出から始める必要があります。検出レベルではどうしても偽陽性・偽陰性がそれなりにあるために放射線科医による再読影が必要で、放射線科医の業務を楽にしてくれる状況にはまだないように思います。画像の自動診断技術は、20年も前から完成度が高いものがたくさんありながら、ほとんど活用されていない状況を見ても、AIによる自動診断の実装が、放射線診断領域ではハードルが高いことが伺えます。また、AIにおいては診断の根拠がわからないことも課題で、説明可能なAIの登場が待たれます。

 とはいうものの、AIのワークフローへの取り込み方を検討していくことで、やがては読影サポートとして役に立つAIシステムもできてくるのではと期待しています。そのような時代においては、読影業務の負担が軽減されることで、機器開発や新たな診断技術の開発などに時間がより使えるようになり、未来に向けた診断学を創造できるようになると期待しています。

広い視野と柔軟性を育てたい

 教育は特に重視しており、多様な能力を持った個々の資質を見極め、それを伸ばすような機会を与えるよう心がけています。それと同時に、広く医学に興味を持ち、柔軟な対応力を持てるように、他科との共同研究を推進し、企業との産学連携、理工学部や薬学部の方々と連携する環境を提供しています。他科や企業とのカンファレンスには積極的に参加してもらうようにしています。このような取り組みは医局員のみならず、全国の放射線科医に向けても推進しており、他科との連携で開催される画像医学会、企業や各領域の最先端を学ぶAdvanced Medical Imaging研究会などがその例です。

 高い診断能力・治療手技を身につけると共に、時代を先導するという意識を持った放射線科医が一人でも多く育つことを願っています。

放射線診断科の魅力

放射線診断科の魅力としては、

1. 最先端の機器や最新の治療手技に関わることで、時代の進歩を肌で感じられる
2. 画像診断を通して患者さんの治療方針を適切に誘導できた時に、大きなやりがいを感じられる
3. 全身に関わっているので、自分の適性に応じて領域を選べる
4. 画像管理と関連して医療情報システムの仕事も包括しているので多様性があり、様々な能力を持った人材の受け入れが可能
5. 仕事の時間の拘束が厳しくなく、家庭があっても働きやすい
などがあります。

 当科は女性医師の割合も高く、一人ひとりの状況に配慮して、可能な時間帯で勤務してもらっています。

 現在、関係病院も含めると120余名の現役医師が第一線で活躍しておりますが、検査件数の増加や放射線科医の雇用により画像管理加算が入ることもあり、病院での需要が年々増加しいます。これだけの医局員に、一体感や帰属意識を持ってもらえるような医局運営を目指しています。

  • 診療

    当科でおこなっている画像検査、画像下治療について患者さん向けに御説明します。

  • 研究

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    患者情報の研究利用に関するお知らせ、過去の研究成果と現在の研究の概略、教室員の受賞歴をご覧いただけます。

  • スタッフ

    放射線診断科のスタッフをご紹介します。

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