放射線診断科

研究

 画像診断学は、人体の更なる効率的な可視化と、より安全な画像下治療法の開発を追究していく学問だと思います。

医局の研究のこれまで

 当医局では、1980年代、1990年代は主に画像病理対比の研究が行われました。これにより、各領域に診断精度の向上をもたらしました。また、1990 年代には画像下治療の導入と普及において大きな役割を果たしました。

 2000年代は、画像診断のハードが急速に進歩したため、最先端の機器や検査法を用いて、低侵襲で効率の良い検査手順(診断アルゴリズム)を構築するような研究が行われました。

 この40年くらいの間に医局で行われてきた研究を、検査領域別に分けて示します。

医局の研究の今後の概要

 医局の研究は今後、“基盤研究”と“先導研究”の2種類に分けて推進したいと思います。“基盤研究”は、既存の画像診断法の“診断能向上と低侵襲化・効率化”を目指した研究で、clinical standardになるような成果を発信していきたいです。“先導研究”は、新たに開発された機器、核種、手法などを用いて画像診断の今後の新たな展開を模索する挑戦的な試みです。
・基盤研究(画像診断の診断能向上と低侵襲化・効率化)
高速化、高画質化、被ばく低減、定量化など
・先導研究(挑戦的)
① 立位イメージング
 健康長寿の時代のための人体機能の可視化
② リンパの可視化・低侵襲治療
 光超音波、MR lymphangiography、リンパのIVR
③ 核医学動物実験、新核種導入
 NaFの位置づけ、Tau、アミロイド、PSMA
④ IT/AIの実装の模索
 放射線科のIT・AI化(AIホスピタルプロジェクト)、J-MIDプロジェクト

現在の臨床研究テーマ

 現在行っている研究の中で、患者さんにご理解・ご協力を頂きたい内容があるものをお示しいたします。

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